1979-04-03 第87回国会 参議院 本会議 第11号
今回の予算審議に当たって、野党の強い要求を受けて政府が渋々老齢者福祉年金の月額二万円八月実施に応ぜざるを得なかったことも、当然とはいえ、政府の福祉切り捨てに対する国民の強い批判に抗し切れなかったからであります。低成長経済の時代こそ社会福祉の充実を必要としているのであって、本予算案を流れる高負担先行の社会保障見直しの発想は断じて許しがたいのであります。
今回の予算審議に当たって、野党の強い要求を受けて政府が渋々老齢者福祉年金の月額二万円八月実施に応ぜざるを得なかったことも、当然とはいえ、政府の福祉切り捨てに対する国民の強い批判に抗し切れなかったからであります。低成長経済の時代こそ社会福祉の充実を必要としているのであって、本予算案を流れる高負担先行の社会保障見直しの発想は断じて許しがたいのであります。
○野呂委員 恩給法の一部改正の審議に先立ちまして、関係当局に明らかにいたしたいのは、まず先般、四月二十四日の公的年金と老齢者福祉年金の併給制限に関する裁判、そしてその判決についてでございます。
安井君から御指摘のあった定年制の延長は、民間企業の協力をまたねばなりませんが、明年度におきましては、健康保険による高齢者の医療給付を引き上げ、老人性白内障の手術費を助成し、老齢者福祉年金の所得制限を大幅に緩和するなどの措置を講じております。今後とも各種年金制度及び生活保護の充実、老齢者医療の改善等について努力してまいります。
その配偶者所得制限、これは配偶者、おじいさんに収入があったときに、もう一人のおばあさんが七十歳以上でも、このわずかな老齢者福祉年金が支給されないということになっておるるわけです。具体的に行うと、おじいさんのほうに二十五万の収入があった。そのときには、そのおばあさんのほうが七十以上でもこの福祉年金が支給されない。